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採寸のやり方。きれいなシルエットを出すための基本

管理人の「ぬいびと」です。

今日は採寸のやり方について
わたしの経験から
お話していこうと思います。

例えば
はじめてパターンを引いて
友人にぴったりのサイズの
洋服を作ろうとおもうけど

それにはきちんと
採寸しなくちゃいけない。

でも採寸しようとしても
どこを測ればいいのか

どうやって
測ればいいのかも
よくわからない

そんな悩みありますよね。

そこで今回は
採寸のやり方について
教えちゃいます。

基本を知って
実践することで

動きやすく
美しいシルエットの
服作りを目指しましょう!

それでは、今から2つの項目に分けて
詳しくお話ししていきたいと思います。

☆採寸のための準備

はじめに
採寸のやり方の前に
事前に必要な道具と
採寸したい人の準備について
説明しますね。

○採寸に必要な道具

・メジャー

150cmくらいの採寸メジャー
を用意しましょう。

定規と違ってテープ状の
目盛のついたもので

体に巻きつけたり
添わせたりして測定します。

・ウエストベルト

綾織ベルトかセーラーテープを
用意しましょう。

綾織ベルトは幅があるので
幅の中心に線を入れておきます。

どうしてウエストベルトが
必要かっていうと

採寸するときにウエストの位置が
基準になるからなんですね。

測るたびにウエストの位置が
ずれてしまったら
正確な採寸ができないんです。

なので前もって
測りたい人のウエストに
巻いておくんです。

○採寸したい人の準備

洋服を着たまま採寸すると
数値が不正確になるので

下着のまま測るのが
好ましいですね。

ウエスト位置には
ウエストベルトを
水平につけてもらいましょう。

ウエスト位置はおなかの
一番くびれているところに
なります。

また採寸する前に
体の特徴を把握します。

体の右半分と左半分に
寸法的な差がない場合は
右側を測ります

差がある場合は
左右両側を採寸しましょう。

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☆採寸の場所と測り方

次に採寸のやり方
場所と測り方について
説明します。

・バスト

胸の一番高いところを測ります。
このときメジャーは
締め付けすぎないようにしましょう。

これは全般に言えることなんですが
体の外周を測るときは
メジャーは必ず
地面と水平になるように
気をつけましょう。

傾いた状態で測ると
寸法に誤差が出ちゃいます。

・ウエスト

息を吸ったり吐いたりすると
寸法が全然変わっちゃいます。

自然な状態で
ウエストベルトの位置を
測りましょう

・ヒップ

腰のいちばん出っ張っている
部分を水平に測ります。

・ミドルヒップ

ウエストラインとヒップラインの
ちょうど中間の位置を
水平に測ります。

・腰丈

ウエストラインとヒップラインの
間の距離を測ります。

このとき体の中心で
測りたくなりますが

測る位置はヘソと脇の
中間を測るんです。

・胸幅

右手と左手の脇の下どうしを
結んだバスト側のラインを測ります。

手は上げずに下げたまま
測りましょう。

・手首周り

手首の小指側に
出っ張りがあるはずですが

この出っ張りを通った
ラインで手首周りを測りましょう。

・背丈

うなだれた時に
首の後に出っ張った骨が
あるはずですが

出っ張った部分を
バックネックポイントといいます。

このバックネックポイントから
ウエストラインまでの
体の中心線の
距離を測ります。

肩甲骨が出っ張っているので
少しゆるめに測るのが
コツですね。

・背肩幅

左右の肩にある出っ張った骨を
ショルダーポイントと言います

このショルダーポイント間を
バックネックポイントを通して
測りましょう。

・背幅

右手と左手の脇の下どうしを
結んだ背側のラインを測ります。

肩甲骨が出っ張っているんで
メジャーがたるまないように
注意しましょう。

・ゆき丈

腕を少し曲げ気味にして
バックネックポイントから
ショルダーポイント、
ひじを通って
手首の小指側にある
出っ張りまでを測ります。

・袖丈

腕を少し曲げ気味にして
ショルダーポイントから
ひじを通って
手首の小指側にある
出っ張りまでを測ります。

ゆき丈から背肩幅の
2分の1を引いた寸法が
袖丈になるんです。

・頭周り

額の真ん中から
頭の後の出っ張っているところを
ぐるっと一周測ります。

このとき耳にかからないよう
耳の上を通しましょう。

・股上

椅子に腰掛けた状態で
姿勢を正して
ウエストラインから
椅子までの距離を
測ります。

このとき腰の丸みに
沿わせずに
まっすぐ測りましょう。

管理人のまとめ

採寸は体にあった
洋服をつくるためには
必要な作業なんですね。

また型紙を買って
制作する場合でも
必ずサイズの手直しは
必要になってきます。

洋服って体の周りを
覆うものなんですね

なので出っ張りのある部分や
体の動く部分には
適度なゆとりをいれないと

動きにくい窮屈なものに
なっちゃいます。

ただゆとりを入れるにも
きちんと採寸して
基になる寸法がわかっていないと

変なところにシワがよったり
シルエットがくずれたり

美しい服作りができないんですね。

最初はよくわからないと
思いますが

何度か繰り返しているうちに
どうしてここの寸法を
測らなきゃいけないのかとか

ここの寸法が型紙の
どの部分になるのかとか

理解できるように
なるはずです。

採寸のやり方をマスターして
動きやすく美しいシルエットの
服作りを目指しましょう!

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