スポンサーリンク

ボタンの付け方。着やすさとオシャレ度がアップする

管理人の「ぬいびと」です。

今日はボタンの付け方について
わたしの経験から
お話していこうと思います。

例えば
ようやく洋裁にも慣れてきて
はじめて子供の上着を作ったけど

ボタンをつけようと思ったら
ボタンの種類によって
付け方が違うみたい

シャツのボタンぐらいしか
つけたことがないし
どうやってつければいいのか
よくわからない

そんな悩みありますよね。

そこで今回は
ボタンの付け方について
教えちゃいます。

基本を知って
実践することで

縫製のスキルアップを
目指しましょう!

それでは、今から4つの項目に分けて
詳しくお話ししていきたいと思います。

☆糸足をつけるボタンの付け方

二つ穴ボタンや四つ穴ボタンなどの
平べったいボタンの付け方です。

このボタンの場合
布にピッタリくっつけて
ボタンをつけてしまうと
ボタンがかけづらくなっちゃいます。

なんでかっていうと
ボタン穴の開いているほうの
生地に厚みがあるからなんですね。

その厚み分を浮かせて
ボタンをつけないと
隙間がないので

ボタンがかけづらくなる
というわけなんです。

この隙間の部分を
糸足と呼ぶんですね。

この糸足をつけて
ボタン付けする方法です。

まず二つ穴ボタンからいきます。

糸は2本どりにして
玉結びしておきましょう

ボタンをつける位置の表側から
裏側に向かって針を刺し
また裏側から表側に向かって
針を刺し引き抜きます

引き抜いた針を
ボタンの穴の片側に
裏側から通しましょう

もう一方のボタンの穴に
表側から針を通し
更に布の表側から裏側に
針を引き抜きます

このときボタンと生地の間の
すきま(糸足)を
ボタン穴側の生地の厚み分を
確保しておくんですね。

この作業を3回くらい
繰り返しましょう

繰り返したら
生地の下に出ている針を
裏側から表側に刺して
引き抜きます。

引き抜いた糸を
ボタンと生地の間の糸足に
ぐるぐる巻いちゃいます。

糸を巻き終えたら
巻糸に針を一回通して
生地の表側から裏側に
針を通して引き抜きましょう

玉止めして
生地の裏側から表側に刺して

玉止めの結び目が
生地に埋まるくらい引いて

糸を切れば出来上がりです。

次に四つ穴ボタンですが
付け方は二つ穴ボタンと
おんなじなんですね。

ただボタンの穴の数が多いんで
糸の渡し方にバリエーションが
あるんですね。

一般的な付け方は
糸を平行に渡すなんです。

他には子ども婦などに
多いんですが

バッテンにクロスさせる方法
があります。

他にはあまり使われませんが
鳥の足のように見える
付け方もあるんですね。

スポンサーリンク

☆足が付いているボタンのつけ方

次は二つ穴ボタンと違い
糸を通す穴が出っ張って
ついているボタン

足つきボタンの付け方です。

足がついているので
そのまま付けても
良いんじゃないかって
思いますけど

やっぱりボタンを
止めにくいんで

二つ穴ボタンでつけた
糸足をちょっとだけ
つけるんですね。

糸は2本どりにして
玉結びしておきましょう

ボタンをつける位置の表側から
裏側に向かって針を刺し
また裏側から表側に向かって
針を刺し引き抜きます

引き抜いた針を
ボタンの穴に通して
布の表側から裏側に
針を引き抜きます

このときボタン足と生地の間の
すきま(糸足)を
ちょっとだけつけるんです。

この作業を3回くらい
繰り返しましょう

繰り返したら
生地の下に出ている針を
裏側から表側に刺して
引き抜きます。

引き抜いた糸を
ボタン足と生地の間の糸足に
2、3回巻いちゃいましょう。

糸を巻き終えたら
巻糸に針を一回通して
生地の表側から裏側に
針を通して引き抜きます。

玉止めして
生地の裏側から表側に刺して

玉止めの結び目が
生地に埋まるくらい引いて

糸を切れば出来上がり。

☆飾りボタンのつけかた

ジャケットの袖口などについいる
実際には開け閉めしない
見せかけだけのボタンを
飾りボタンっていうんですね。

つぎはこの飾りボタンの付け方に
なります。

飾りボタンは開け閉めしないんで
先に説明した

二つ穴ボタンや四つ穴ボタン
足つきボタンのように
糸足をつける必要がないんですね。

なので
付け方は先に説明した

糸足をつけるボタンの付け方
足が付いているボタンのつけ方の

糸足部分と糸巻き部分を省略した
ものになるんですね。

☆力ボタンの付け方

特にジャケットやコートなどに
多いんですが

ボタンが大きかったり
生地が厚くて負荷がかかる場合には

生地をいためないように
生地をはさんで
ボタンの反対側に
小さなぼたんをつけるんですね。

この小さなボタンを
力ボタンっていうんです。

力ボタンの付け方は
ボタン付けのときに
生地の裏側に針が出たときに

力ボタンの穴に
通してやるだけなんですね。

ボタンと力ボタンの間に
生地が挟まっている
状態なんです。

管理人のまとめ

ボタンの付け方を
お話ししてきましたが
いかがでしたでしょうか?

ボタンなんて付いていれば
問題ないなんて
思われるかもしれないですが
そうではないんですね

ボタンつけがいいかげんだと
ボタンがはめにくくって
イライラしちゃいますよね。

ボタン付けの基本には
ちゃんとした根拠があって
着やすさに影響するんですね。

またボタンのつけ方で
オリジナリティーを
出すことも出来ちゃうんです。

普通はボタンをとめる糸は
同色の糸を使うんですが

この糸をあえて違う色を
使ってみたり

糸の通し方を変えることで
それがアクセントになり
洒落たデザインにもなるんですね。

ぜひ試してみて下さい。

ボタンの付け方の基本を
マスターして
着やすさとオシャレ度を
アップさせちゃいましょう!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする