管理人の「ぬいびと」です。
いつもありがとうございます
洋服や小物を作ってみたいけど
縫い代の始末って
どうやればいいのかよくわからい
ロックミシンなんてもってないし
手縫いでもできるのかしら?
いろいろな始末の仕方もあるみたいだし
どうしたらいいんだろう
そんな悩みありますよね。
そこで今回は
縫い代の始末のやりかたについて教えちゃいます。
いろいろなパターンを覚えて
洋裁テクニックの幅をひろげましょう!
縫い代の始末のやりかたを知ることは
洋裁初心者を卒業するための第一歩
縫い代の始末は洗濯や運動などによって
生地を裁断した端がほつれてこないために
行うものなんですね。
なので縫い代の始末のやりかたといっても
いろいろな方法があります。
この方法については生地の性質や
製作するものによっても変わってきますし、
ロックミシンをもっているか
ジグザクミシンをかけられるのか
手縫いだけで製作するのかによっても変わってきますので
いろいろな方法を試してみて
臨機応変に使いこなせるようにしましょう。
それでは、今から9つの項目に分けて
詳しくお話ししていきたいと思います。
☆ロックミシンを使った縫い代の始末のやりかた
これはロックミシンを持っていることが
前提になってしまいますが、
もしこれから先も洋裁を続けていくのであれば
ぜひロックミシンは持っていて間違いのない道具になります。
ロックミシンがあるのとないのでは
作業時間と仕上がりに相当な差ができますので
腕に自信がついてきたらぜひ購入を検討してみては
いかがでしょう。
ロックミシンは縫い代をかがるための専用のミシンで
縫い代をかがりながら端をきれいにカットしてくれます。
ロックミシンでの縫い代の始末の場合は
生地を縫い合わせる前に端にロックミシンを
かけておいてから縫い合わせます。
縫い代を方倒しにする場合には縫い合わせてから
いっしょに端にロックミシンをかけることもあります。
☆ジグザクミシンを使った縫い代の始末のやりかた
次にジグザクミシンによる方法になります。
家庭用のミシンでジグザク縫いができる場合
ロックミシンをかけたような使い方ができるんですが
端をカットする機能はついていないので
ジグザグミシンをかけた後に端をカットする
必要があります。
また薄い生地の場合はうまくジグザグミシンが
かけられない場合があるので
その場合は端を二つ折りにしてから
ジグザグミシンをかけるようにします。
このとき端にジグザグミシンをかけていくので
ずれないように注意しましょう。
次に直線縫いのミシンか手縫いで
始末する方法を紹介していきます。
☆捨てミシンによる縫い代の始末のやりかた
次は捨てミシンによる方法になります。
この方法はロックミシンやジグザクミシンを
使わなくてもすむやり方なんですが
厚手の生地やほつれにくい生地で
使える方法になります。
縫い代の端だけにミシンをかけます。
ミシンをかけたらかけたミシン目から
3mmくらい残してカットします。
☆端ミシンによる縫い代の始末のやりかた
次は端ミシンによる方法になります。
このやり方は薄手の生地で縫い代が表にひびかない
ものの始末にむいています。
生地を縫い合わせたあと
縫い代をアイロンで割ってから
縫い代の端をアイロンで5mmくらい内側に
折り返します。
折り返したところに端から3mmくらいに
ミシンをかけます。
☆裁ち目かがりによる縫い代の始末のやりかた
次は裁ち目かがりによる方法になります。
この方法は比較的ほつれにくい生地を
手縫いで始末する方法です。
裁ち目を糸で巻きながらかがっていきます。
糸をあまりつよく引きすぎると
生地が丸まってゴワついてしまうので
注意しましょう。
さらにほつれにくくするために
一度縫い代の端に捨てミシンをかけて
ミシンの縫い目ごと裁ち目を
糸で巻きながらかがっていきます。
ほつれやすい生地の場合には
縫い代の端に捨てミシンをかけて
糸で巻きながら往復かがっていきます。
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☆袋縫いによる縫い代の始末のやりかた
次は袋縫いによる方法になります。
袋縫いすると縫い代の端は内側に
包みこまれるのでとてもほつれにくく
丈夫になります。
生地の裏側どうしを内側にあわせて
出来上がりの線より5mmから1cmくらい
外側にミシンをかけます。
ミシン目から3mmくらいのこして
縫い代をカットします。
カットしたら縫い代をアイロンで割ります。
カットした縫い代が内側に入るように
表側どうしを内側にあわせて出来上がり線に
ミシンをかけます。
☆割り伏せ縫いによる縫い代の始末のやりかた
次は割り伏せ縫いによる方法になります。
割り伏せ縫いはステッチをかけて始末するので
カジュアルなデザインに向いています。
生地の表側どうしを内側にあわせて
ミシンをかけます。
縫い代を割ってアイロンをかけます。
縫い代の端を5mmくらい折り返し
アイロンをかけて押さえます。
折り返した縫い代の端に
表布と一緒にミシンをかけます。
ミシンの幅は一定にすると
仕上がりがきれいです。
☆折り伏せ縫いによる縫い代の始末のやりかた
次は折り伏せ縫いによる方法になります。
ジーンズなどのカジュアルな
素材に適した始末の方法です。
生地の表側どうしを内側にあわせて
ミシンをかけます。
倒したい方向の縫い代をカットします。
カットしなかった縫い代をカットした
縫い代にかぶせるように折って
アイロンでおさえます。
縫い合わせた生地を開いて縫い代を
カットした縫い代側に倒して
アイロンをかけてしつけをかけます。
表側からしつけの際にステッチをかけます。
☆ピンキングばさみによる縫い代の始末のやりかた
最後にピンキングばさみによる方法になります。
一番手のかからない方法ですが
ほつれにくい生地での始末の方法になります。
☆管理人のまとめ
縫い代の始末のやりかたについて
お話しましたが
いかがでしたでしょうか?
縫い代の始末って基本はいくつかあるのですが
そのうちのどれを使ったらいいのかは
生地の種類やデザインによって
変わってくるんですね。
絶対にこの方法じゃなきゃいけないって
ことはないのでぜひ一度
いろいろな方法を試してみてください。
一度自分で実際にやってみると
仕上がり具合ややりやすさなど
色々わかってくると思います。
またこの基本形を応用して
さらに発展させることもできるんです。
最初にもお話ししましたが
もしものづくりに慣れてきて
これからも続けていくんであれば
「ぬいびと」はロックミシンを
手に入れてみたらと
つよくおすすめします。
きっと縫い物が楽しくなると
思います。
縫い代の始末のやり方を
たくさん覚えて技術の幅を広げて
素敵な作品をつくりましょう。