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接着芯の選び方。作品の仕上がりを左右する重要アイテム

洋服のハンドメイドをはじめたけど
未だによくわからないのが
接着芯のこと。

ハンドメイドの本には
推奨の接着芯が載ってるけど
使いたい生地は
本に載ってるものと違うし

種類がたくさんありすぎて
何をどうやって
使い分けたらいいのか
よくわからない。

そんな経験ありますよね。

そこで今回は、芯選びで
無駄な時間を使わないために
接着芯の選び方をお伝えします。

接着芯の特性を知って
仕上がりのレベルアップを図りましょう!

それでは、今から6つの項目に分けて
詳しくお話ししていきたいと思います。

☆接着芯の役割

接着芯の選び方を知る前に
接着芯にはどんな役割があるのか
見てみましょう。

・洋服を作る時に自分のイメージした
シルエットをだすために使う。

・ボタンホールやポケットつけなどで
下地の生地を補強する。

・カバンや帽子などをつくるときに
厚みや強度を出す。

・生地が伸びやすい部分に伸びどめとして使う。

接着芯には以上のような役割があるんですね。

役割がわかったところで
アイテムごとにどんな場所で使われているか
見てみましょう

☆芯地が使われている場所

接着芯の選び方を知るには
どんな用途でどこに使われているのか
知る必要があるんですね。

・紳士物のジャケット

身頃、えり、見返し、袖口、ポケットなど

シルエットを整えるためや
生地を補強するために使われています。

・ズボン

ウエスト、ファスナー、ポケットなど

負荷がかかるウエスト部分や
ファスナー、ポケットに
補強的に使います。

・スカート

ウエスト、ファスナー、ポケットなど

ズボンと一緒で
負荷がかかるウエスト部分や
ファスナー、ポケットに
補強的に使用します。

・シャツ

えり、前たて、袖口など

シルエットを整えることや
生地にハリをだすために使います。

以上のようなところでつかわれる接着芯ですが
実際にはどんなものなのでしょうか?

☆接着芯とは

表布どうしもしくは表布と裏地のあいだに
挟まれた布地を芯地と言うんですが

芯地には布地に貼り付けて使うものと
貼り付けないで使うものの2種類があるんです。

布地に貼り付けないで使うものには

毛芯、麻芯、パンピース、ハイモ、
スレキ、ゴース、オーガンジー
などがあります。

それに対して
布地に貼り付けて使うものを
接着芯と呼ぶんです。

この接着芯は
誰でも簡単に時間をかけずに
仕上がりに差が出ないようにと
作られたものなんですね。

ではどんなものかというと
芯になる布地の裏に
接着用の樹脂が塗られていて
アイロンの熱で簡単に
生地に貼り付けられるようになってるんです。

接着芯にはいろいろな種類があります。
選び方の基準となるものなので
しっかり見ていきましょう!

☆接着芯の種類

接着芯の種類には
基布の違いによる分け方
接着剤のタイプによる分け方
接着樹脂の形状の違いによる分け方
の3とおりの分け方があるんですね。

これらの分け方を考慮して
選び方を考えていきます。

◎基布の違いによる分け方

基布の違いによる分け方は
3通りあります

・織布タイプ

ポリエステルか綿
もしくはその二種類を混ぜたもので
つくられた平織りの薄い基布。

布目があるので
裁断するときは気をつけましょう。

織りの密度にバリエーションがあるので
ソフトなものからハードなものまで
種類が豊富で
ドレープ性があって表生地と馴染みやすいんです。

代表的なものにダンレーヌがあります

・不織布タイプ

織物でない粗目の和紙のような
ポリエステル系の素材。

織ってないので布目がなく
裁断気を使う必要がないんです。

どの方向にも使えるので
無駄がでません。

軽くてほつれないので
初心者にも扱いやすいですね。

ドレープ性がないかわりに
シワになりにくいのです。

厚さのバリエーションは豊富で、

代表的なものにバイリーンがあります。

・編み地タイプ

ナイロンもしくはポリエステル系の
ニットのような素材なので
伸縮性があるんです。

なので
ニット生地との相性が良く
伸縮素材の物に主に使うんですね。

やわらかな風合いでドレープ性があり
代表的なものにアピコがあります

◎接着剤のタイプによる分け方

接着剤のタイプによる分け方は
2通りあります

・完全接着タイプ

ふつう接着芯といえば
このタイプのことだと思ってもらって
間違いありません。

接着力は強力で洗濯しても
ドライクリーニングに出しても
剥がれてこないんです。

生地と接着芯が一体になるので
風合いは固く
シルエットを整えるのに向いています。

・仮り接着タイプ

接着力はとっても弱く
一時的に生地に接着させることにより
縫製時の作業性をよくするためのものです。

洗濯するたびに接着樹脂が溶けて
生地と生地の間で芯地が
浮いた状態になるんです。

なのでステッチなどで接着芯を
押さえておかないと
縫い合わせた生地のなかで
接着芯が動いてゴワゴワに
なっちゃいます。

デメリットばかりのような
接着芯ですが
ちゃんとした用途があるんです。

それは高級シャツなどに
使われている技法なんですが

芯地を生地に接着させないで
縫い合わせる方法なんです。

この芯地を生地に接着させないものを
フラシ芯地と呼ぶんですが

どうしてこのような技法を使うかというと
生地にピッタリ接着してしまうと
仕上がりが固くなっちゃうんです。

このフラシ芯地の技法だと
生地に接着されていないので
仕上がりがソフトなんですね。

ただこのフラシ芯地の仕立ては
手間がかかるので
この手間をなくすために考えられたのが
仮り接着タイプの接着芯なんです。

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◎接着樹脂の形状の違いによる分け方

接着樹脂の形状の違いによる分け方は
2通りあります

・ドットタイプ

接着用樹脂を点状に塗ったもので
風合いはソフトで追従性があるんです。

ドットの間隔によって接着力が変わります。

主に完全接着タイプの接着芯に使われてるんです。

・ランダムタイプ

接着用樹脂をクモの巣状に塗ったもので
風合いはハードになります。

樹脂の量によって接着力が変わります。

主に仮接着タイプの接着芯に使われてるんです。

☆接着芯の選び方

接着芯は
基布の違い、接着タイプ、接着樹脂の形状の違い
の3つの要素の組み合わせで作られています。

これらの要素の特徴を考慮して
接着芯の選び方を考えるんですね。

まずはじめに
仕立て方を考えて
接着タイプを選びましょう。

完全接着か仮接着かを決めます。

フラシ芯地にするのか
しないのかですね。

次に生地の素材や作るものを考えて
基布をどれにするのか選びます。

バッグや小物を作るのなら
不織布タイプがおすすめ

洋服で使うなら
オールマイティーに使える
織布(平織り)タイプがおすすめ。

ニットなど伸びる生地には
編み地タイプがおすすめです。

最後に風合いを考えて
接着樹脂の形状を選びましょう。

ソフトに仕上げるのなら
ドットタイプ

ハードに仕上げたいのなら
ランダムタイプですね。

☆接着芯の選び方のポイント

接着芯を作っているメーカーも
いろいろあるんですが
さらに種類もいろいろなんです。

洋裁初心者の方にとっては
非常にわかりずらいですよね

「ぬいびと」も
単純にこれがおすすめって
いえないですよね。

それじゃポイントって
いえないんでしょうけど

プロの現場でも
この生地だから
この接着芯を使ったほうがいい
なんてすぐに
決められる人は少ないですよ。

じゃあどうしてるのかっていうと
たいがいは使う生地に
接着芯を試し張りしてみて
様子を見て決めています。

同じ様な生地でも
素材や織り方が違ったりしますから
試してみないとわからないんですね。

ましてや接着芯をはった後の
風合いはこうでなくちゃいけない
ものはないんです。

要は作る人の好みなんです。

じゃあどうしたらいいのか?

先に解説した接着芯の選び方で
ざっくり目星をつけます。

そして試し張りすることを
おすすめします。

最初はよくわからないでしょうから
本に書いてある接着芯を使うか
生地を手芸店に持っていって
どんな接着芯がよいのか
相談してみてください。

何回か
経験を積むうちに
自分の好みや風合いなどが
わかってくると思います。

管理人のまとめ

洋裁をはじめたばかりの人が
最初に戸惑うのが
接着芯の選び方。

適当に選んでいる方も
多いかと思います。

ただ経験者であっても
悩むところなんですね。

なぜなら正解がないから。

ちょっと乱暴な言い方をすると
自分のイメージする所の
好みでいいんです。

ただそう言われても
そのイメージを実現するとなると
そう簡単ではないんですね。

でもあきらめないでくださいね。

非常に面倒かもしれませんが
いろいろな接着芯を用意して
貼り比べて見て下さい
その違いが感覚で実感できるでしょう。

一見無駄のようなこの作業ですが
これをするのとしないのとでは
仕上がりに相当な差が出るはずです。

色や柄も大事ですが
着た時のシルエットや風合いって
ファッション的にも
重要なポイントですよね。

ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが
イメージにあった接着芯を選ぶことは
作品に命を吹き込むようなものなんです。

もちろん最初は
わかりづらいかもしれませんが
接着芯の選び方をマスターすれば
作品の完成度も格段にアップします。

仕上がりの違いを
実感してもらえたらなと思います。

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