管理人の「ぬいびと」です。
いつもありがとうございます
洋服づくりをはじめると
どうしてもさけて通れないのが
ボタンホールなんですね。
シャツくらいならミシンの
アタッチメントを使って
どうにかなるんだけど
スカートやコートとなると
ミシンでというわけにはいかないし
そんな悩みありますよね。
そこで今回は
ボタンホールの手縫いのやり方
について教えちゃいます。
きちんとボタンホールの手縫いのやり方
をマスターして
作品作りの幅を広げちゃおう!
ボタンホールの手縫いのやり方を
マスターすることは
洋裁初心者がステップアップするために
必須のテクニックです。
ミシンのアタッチメントで対応できない
ボタンホールは手縫いで対応するしか
ないんですね。
工場では専用のミシンを使うのですが
趣味ではそこまで用意できませんよね。
そこで手縫いできれいに
ボタンホールをつくる方法を
今から3つの項目に分けて
詳しくお話ししていきたいと思います。
※片止め穴かがり
まずはじめに
ボタンホールの手縫いのやり方の中から
片止め穴かがりの作り方を解説します。
横穴のボタンホールに使われる
穴かがりの方法になります。
使用する糸の長さはボタンホールの
幅の30倍くらいの長さを準備しましょう。
まずボタンの直径+ボタンの厚み分を
ボタンホールの大きさとして
中心から1.5mm離れたところに
ほつれ止めのために穴ミシンをかけます。
ほつれやすい生地の場合は
穴ミシンをかけた中を
ギザギザにミシンをかけましょう。
穴ミシンの中心に切り込みを入れます。
穴ミシンをかけた上をさらに
縫い糸でぐるりと縫って芯にします。
縫い糸は左上側に出しておきます。
針を切り込みから入れてミシン目の
そばに出します。
出した針先に縫い糸を輪っかにして
かけます。
糸を引き玉を切り込みのほうに
揃えるように整えます。
穴の反対側までおなじように
くりかえします。
反対側まで縫えたら
放射状に4針くらいでかがります。
そこからさらに最初と同じように
穴の端まで縫っていきましょう。
最初の縫い位置までかがり終わったら
最初のかがり糸をすくって
縫い終わったところのきわに
針を出します。
かがった両端にそろえて
2回縫います。
2回縫った糸を止めるように
2度縫い糸で止めましょう。
2度止めた縫い糸は裏側の
穴かがり糸の中にとおして
一度返してから切ります。
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※両止め穴かがり
次に
ボタンホールの手縫いのやり方の中から
両止め穴かがりの作り方を解説します。
両止め穴かがりは片止め穴かがりの
両側に止めがはいったものです。
縦穴のときに使われるかがり方
になります。
まずボタンの直径+ボタンの厚み分☓
3mmで穴の周りにミシンをかけ
切り込みをいれます。
表側から見て長い辺だけ縫い糸が
見えるように芯糸を渡します。
ここからは片止め穴かがりと
同じようにかがっていきます。
反対側までかがったら
かがりの幅で2回縫います。
2回縫った糸を止めるように
2度縫い糸で止め
針を表側に出します。
かがり目の最後に針を入れ
引き抜きます。
さらに2度止めた糸に
針をくぐらせ引き抜きます。
そこからさらに最初と同じように
穴の端までかがっていきましょう。
最初の縫い位置までかがり終わったら
片止め穴かがりと同じように
止めの処理をします。
※ハトメつき穴かがり
最後に
ボタンホールの手縫いのやり方の中から
ハトメつき穴かがりの作り方を解説します。
コートなどの厚地の横穴に
使われるボタンホールです。
まずボタンの直径+ボタンの厚み分☓
3mmで穴の周りにミシンをかけます。
ハトメ穴を布端側にあけてから
切り込みをいれます。
ハトメ穴が切り込みと自然に
つながるようにカットします。
芯糸を渡しますがハトメの周りは
細かく縫いましょう。
片止め穴かがりと同じように
かがっていきます。
ハトメ穴の周りは放射状に
隙間があかないように
かがっていきます。
最後までかがったら
片止め穴かがりと同じように
止めの処理をすれば
できあがりです。
管理人のまとめ
ボタンホールの手縫いのやり方について
お話しましたが
いかがでしたでしょうか?
1度や2度練習した程度では
なかなか思ったようにできないですよね。
何度も練習することも重要なんですが
最後まで読んでくれたあなたに
「ぬいびと」からひとつ
きれいに縫うためのコツを教えちゃいますね。
それは
糸を引いて結玉をつくるときのちから加減を
揃えることなんです。
これがうまくできると
きれいにそろったボタンホールを
作れちゃいます。
「ぬいびと」も最初のうちは
ゲジゲジみたいに
不揃いで見るに耐えないボタンホールを
作っていました。
諦めないで何度も練習してみてくださいね。
きっと素敵な作品のアクセントになる
ボタンホールが作れることでしょう!