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型紙の縫い代のつけ方。作業効率を上げるための方法とは?

子どもの洋服を作ろうと
洋裁をはじめたのはいいけど

自分で型紙なんてつくれないので
型紙付きのソーイング本を買って

さあ作ろうと思ったら
型紙に縫い代がついてなくて

どうやって縫い代をつけたらいいのか
本の説明を読んでもよくわからない。

布に型紙をうつそうとしても
生地にうまく線が引けなかったり
すぐ消えてしまったり

そんな経験ありますよね。

そこで今回は、なるべく手間をかけずに
縫い代つけする方法をお伝えします。

型紙の縫い代のつけ方のコツを知って
作業効率アップを目指しましょう!

☆型紙の種類

型紙の種類には縫い代付きのもの
縫い代のついていないものの2種類あります。

縫い代のついているものは
そのまま裁断できるので
特に問題はないかとおもいます。

では縫い代のついていない型紙について
見ていきましょう。

☆縫い代なしの型紙のメリットとデメリット

型紙を手に入れる方法といえば
自分で製図して型紙をおこすか
パターン付きの本を購入するか

もしくはネットか手芸店で型紙を購入するかの
どれかですね。

おそらく購入した型紙って
ほとんど縫い代がついてないと思います。

ではどうして購入した型紙は
縫い代がついてないんでしょう?

それは縫製するときにミシンで縫う線が
あったほうが縫いやすい。

使う生地の厚さによって
縫い代幅を替える必要がある。

着る人のサイズがまちまちなので
仮縫いをしてサイズを調整する必要がある。

サイズが何種類かあるパターンだと
縫い代をつけると線が多くなり
複雑になってしまう。

などなどがあげられます。
これらは縫い代がついていないことが
メリットになるでしょう。

ではデメリットは何でしょう。

ほとんどの方は
チャコペンをつかって
生地に直接出来上がり線を写してから
縫い代をつける

という方法をとっていると思います。

チャコペンで生地の上に直接書き込むと
生地の色によっては引いた線が見にくかったり

線が太くなってしまったり

生地をさわっているうちに
線が消えてしまったりします。

さらにはその引いた線をもとに
縫い代をつけていくとなると
出来上がりの精度はとても悪くなりますね。

また同じ型紙で同じものを
もう一着作ろうとおもったときに
同じ作業をもう一度くりかえさなきゃ
ならないんです。

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☆縫い代のつけ方 おすすめの方法

では縫い代のついていない型紙の
デメリットを補って
できるだけ手間をかけずに
型紙の縫い代を簡単につける方法って
あるんでしょうか?

実はあるんですよ。

「ぬいびと」が自信をもって
おすすめする方法が。

ただこの方法
わたしが編み出したわけでは
ないんですけどね。

この方法を覚えてしまえば
型紙を生地に写す手間は
ほぼなくなり

ミシンで縫製する
スピードも格段にはやくなるんです。

その方法とは

まず縫い代なしの型紙をハトロン紙に写します。
その写したパターンに縫い代と合印をいれる。

たったこれだけです。

要は縫い代なしの型紙を
縫い代つきの型紙に作り直してから
裁断するという方法になります。

この方法はアパレルメーカーが
縫製工場に渡す型紙と一緒なんですよ。

ただしこの方法で縫い代をつけた場合
ステッチ定規をミシンにつけておかないと
縫いあがり線がわからなくなります。

でも作業効率はとってもよくなるので
ぜひためしてみてください。

☆縫い代のつけ方

縫い代は縫いあがりの線に対して
並行につけていきます。

縫い代の分量は
つける場所、縫い方、生地の厚みによって
違うんですね。

あくまで基本的な分量を示します。

背中心 1.2cmから1.5cm
脇   1.2cmから1.5cm
襟ぐり 1.0cm
袖ぐり 1.0cm
裾   3.0cmから4.0cm
袖口  3.0cmから4.0cm

直線部分は多めの分量を
曲線部分は少なめの分量をつけます。

縫い代幅は多いほうが丈夫なので
できれば1.5cmくらいつけたいのですが

曲線部分に1.5cmもつけると
縫い合わせたあとに
縫い代がゴワゴワし
スッキリ仕上がらないばかりか
着にくいものになっちゃいます。

☆縫い代をつける時のコツ

縫い代をきれいにつけるには
方眼定規をつかうことをおすすめします。

この定規は長さだけでなく
幅も測れるように方眼状の
目盛りがついてるんです。

幅は0.5cm間隔の目盛りの他に
1.2cmの縫い代がつけられるように
目盛りがふってあるんです。

曲線部分に縫い代をつけるときは
この方眼定規を滑らせながら
つかいます。

最初はちょっとコツが必要ですが
この縫い代のつけ方をマスターすれば
キレイに縫い代がつけられますよ。

☆縫い代をつける時の注意点

出来上がり線が直角に交わっている時の
縫い代つけは特に問題ないんですが

直線と曲線が交わった部分や
ダーツがあるときなど

縫い代のつけ方を
通常と違う処理をしなくては
ならない時があるんですね。

その処理方法については
またの機会に解説させていただきますが

次のような場合に処理が必要なんだなと
覚えておいてください。

・直線と曲線が交わった部分

・ダーツがあるとき

・パーツどうしを縫い合わせる順番

・裏地付きか裏地なしか

・縫い代の処理方法

縫い代を割るのか片返しにするのか

・裾と袖口

管理人のまとめ

型紙の縫い代をつけるのって
面倒だなぁって
思われるかもしれませんが

縫い代がきちんとついてないと
縫製の作業が手間取ったり
綺麗な作品ができません。

しかし作業手順や道具などを
見直すことで
面倒な作業も軽減させることが
できるんです。

必ずこうしなさいって
決まりはないので
臨機応変に考えればいいんですよ。

もちろん最初は
わかりづらいかもしいれませんが
縫い代のつけ方をマスターすれば
縫製のスピードも格段にアップします。

作業効率の違いを
実感してもらえたらなと思います。

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