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ミシンの布の厚さによる設定法。きれいに縫うための秘訣

管理人の「ぬいびと」です。
いつもありがとうございます

最近洋裁をはじめて
ミシンを使い始めたんだけどけど

厚い生地を縫おうとすると
縫い目が飛んだりして
うまく縫うことができない。

どうやら生地の厚さによって
針や糸を変えたりしなきゃ
いけないみたいだし

ミシンの設定もいじらなきゃ
うまく縫えないみたい。

でもどんな針と糸をつかえば
いいのかよくわからないし

ミシンの設定なんて
説明書を見てもチンプンカンプン

そんな悩みありますよね。

そこで今回は
ミシンの布の厚さによる設定法
について教えちゃいます。

きちんと設定して
きれいな仕上がりにこだわりましょう!

それでは、今から3つの項目に分けて
詳しくお話ししていきたいと思います。

☆設定があっていない時の症状とは

ミシンの布の厚さによる設定法を
おはなしする前に
設定が合っていないと
どのような症状になるのか
知っておきましょう。

どうして症状を知っておいたほうが
いいのかというと

生地の厚みってパッとみただけで
厚いんだか薄いんだか
ビミョーな時ってあるんですね。

こうなるとどんな設定をしたら
いいんだか悩むことになっちゃいます。

そこで設定があっていないときの
症状がわかれば
その設定は縫っている生地の厚みに
合っていないってことが
分かるんですね。

そしたら設定を変えてあげれば
いいんです。

では設定があっていないと
どんな症状がでるのか見てみましょう。

・上糸が切れてしまう

布の厚みに対して糸が弱すぎる

・縫い目が飛んでしまう

針と糸の設定が合っていない

・糸調子が合わない

針と糸の設定か
ミシンの設定が合っていない

・針が折れてしまう

布の厚みに対して針が細すぎる

以上のような症状がでたら
設定を変えましょう。

☆針と糸の設定

ミシンの布の厚さによる設定法の一つ目
針と糸の設定についてになります。

基本的な設定方法としては

薄い生地には細い針と糸を使い
縫い目を細かくします。

厚い生地には太い針と糸を使い
縫い目を粗くするんですね。

それでは細かく見ていきます。

・薄い生地の場合

オーガンジーやローン、ジョーゼット
チュールやボイル、ガーゼなどの生地は

糸はシャッペスパン糸の90番を使い
針は9号、ぬい目は細かく
1.8mmから 2.3mmで縫いましょう。

・普通の生地の場合

ダブルガーゼやブロード、ギャバジン
タフタやサージ、フラノ、サッカー
リネンやサテンなどの生地は

糸はシャッペスパン糸の60番か
綿糸または絹糸は50番を使い
針は11号、ぬい目は普通で
2.0mmから 2.8mmで縫いましょう。

・厚い生地の場合

デニムやツィード、帆布、ベロア
キルティングやモッサなどの生地は

糸はシャッペスパン糸の30番~60番か
綿糸または絹糸は30番~50番を使い

綿糸または絹糸は50番を使い
針は14号、ぬい目は粗めで
2.5mmから 3.5mmで縫いましょう。

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☆糸調子の設定

次はミシンの布の厚さによる
設定法の二つ目
糸調子の設定についてになります。

ミシンは上側の糸と下側の糸が
生地の中で引っ張り合って
縫い目をつくっているんですね。

引っ張り合う強さが
ちょうどいい具合になると
縫い目がキレイに仕上がります。

この引っ張り合う強さを
そろえることを
「糸調子をとる」っていうんです。

職業用ミシンと違って
家庭用のミシンは下糸が水平釜のことが
ほとんどだとおもいます。

この水平釜のミシンは
下糸の調整はしなくていいんです。

上糸をミシンについている
糸調子ダイヤルをまわして
引っ張る強さを調整するんですね。

どうして糸調子を
とらなくちゃいけないのかというと

生地の厚みによって
針にかかる抵抗が変わるからなんですね。

薄い生地を縫う場合は
ほとんど針に抵抗がかかりません。

逆に厚い生地になると
針にはけっこうな抵抗がかかるんですね。

なので厚い生地の場合は
上糸の調子を強くしてあげないと
きれいな縫い目で仕上がりません。

極端に糸調子があってないと
生地の下側に糸がぐちゃぐちゃに
からまってしまうこともあるんですね。

そこで糸調子の目安として
覚えておいてほしいのが

上糸がつっぱって下糸が
生地の表側に
見えてしまっている場合は
上糸を弱めるか下糸を強める

下糸がつっぱって上糸が
生地の裏側に
見えてしまっている場合は
下糸を弱めるか上糸を強めるんですね。

ちなみに家庭用ミシンで
水平釜の場合は上糸だけで調整しますが

職業用ミシンで垂直釜の場合は
下糸も調整することができるので
上下両方で調整します。

☆ミシンの性能について

ミシンの布の厚さによる
設定法以前のことについて
おはなししておきますね。

薄い生地の場合は特に問題ないんですが
厚い生地を縫う場合は注意が必要です。

厚い生地を縫うときって
設定があっていないと
きれいに縫えないんですが

それ以前にミシンのパワーの
問題もあるんですね。

家庭用ミシンの場合
職業用や工業用ミシンにくらべて
モーターのパワーって
そんなに強くないんですね。

なので結構厚い生地を縫う場合に
設定をいじるだけでは
うまく縫えない場合

ミシンのパワー不足も
考えられるということを
頭にいれておいてください。

管理人のまとめ

今回は生地の厚みによって
ミシンの設定を変える
必要があるっておはなしでしたが

ミシンで縫う時に限らず
覚えておいてほしいことがあります。

それは洋裁の場合
生地の素材と厚みが
すべての基本になっている
ということなんです

縫う場合に使う針や糸、ミシンの設定
裏地や芯地などの資材を選ぶ場合など
生地の素材と厚みによって決まってきます。

これを覚えておけば
洋裁についてマスターするスピードも
はやくなるはずです。

知識をたくさん吸収して
クオリティーの高い作品を
作っちゃいましょう!

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